
| 「火垂るの墓」 |
| 戦争文学の名作として、1967年の発表以来、ロングセラーとなっている野坂昭如の直木賞受賞作『火垂るの墓』がついに実写映画化された。 88年の高畑勲監督によるアニメ映画でも知られるこの名作を監督するのは、「父と暮せば」「紙屋悦子の青春」の故・黒木和雄監督を師と仰ぎ、05年に淺野忠信主演「誰がために」で監督デビューした日向寺太郎。本作は当初、黒木監督による映画化が検討されていたが、黒木監督の急逝後、日向寺監督がすべてを引き継ぎ、製作を進めた。 日向寺監督は、原作の舞台である兵庫県でオールロケを敢行し、清太と節子が生きた敗戦のあの暑い夏を再現。黒木監督を思わせる妥協のない製作姿勢を貫き、静かに深く心に刻まれる作品を完成させた。製作スタッフは“黒木組”の撮影・川上皓市、美術監修・木村威夫、録音・久保田幸雄など日本を代表するベテラン。音楽は世界的に活躍するギタリスト・渡辺香津美が、ピアニスト・谷川公子とともに初めて映画音楽を担当、兄妹へのレクイエムを奏でている。
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