S C H E D U L E
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◆当日料金 一般¥1,800/学生・シニア¥1,500/小・中・高校生¥1,200/エキプ会員・障がい者¥1,400
◆映画サービスデー 毎月1日は¥1,400均一
◆最終回学割チケット 毎日の最終回 に限り大学、大学院、専門学校生の方は¥1,200
I N T R O D U C T I O N
O U T L I N E
“神話”を旅したと云われる、伝説の作家ブルース・チャトウィン。
生前のチャトウィンと親交があった巨匠ヴェルナー・ヘツツォークが、その放浪の足跡を辿る——
彗星のように現れこの世を去っていったイギリス人作家ブルース・チャトウィン。この作品は彼の没後30年に、生前チャトウィンと親交を結んだ巨匠ヴェルナー・ヘルツォークが制作したドキュメンタリーである。ヘルツォーク監督は、パタゴニアや中央オーストラリアのアボリジニの地など、チャトウィンが歩いた道を自らも辿り、チャトウィンが魅了された「ノマディズム/放浪」という、人間の存在の根底にある大きな概念を探求する旅に出る。
自分はどのように生きてゆくのか。
旅人で作家のブルース・チャトウィンは、幼少の頃、祖母の家のガラス張りの飾り棚にあった“ブロントサウルス”の毛皮をきっかけに、先史時代や人類史に関心を抱いた。美術品の蒐集家、考古学の研究生、ジャーナリストと、様々なフィールドで非凡な才能を発揮したチャトウィンが最終的に選んだのは、自らの足で旅をしながら小説を書く人生だった。南米を旅し、デビュー作「パタゴニア」を書きあげたチャトウィンは、その後、アボリジニの神話に魅せられ、中央オーストラリアを旅した。当時は不治の病だったHIVに感染し、自らに訪れる死を悟ったチャトウィンは、死が近づいたアボリジニが制を受けた地に帰還するように、物語の中で自らの死に方を探りながら「ソングライン」を書きあげた。映画は、一枚の毛皮から始まったチャトウィンの旅がユーカリの木陰の下で終るまで、その過程で交差した人々のインタビューを交えながら、全8章、ヘルツォーク監督自身のナレーションで綴られていく。
ブルース・チャトウィン(作家/1940年イギリス生まれ)
オークションで有名なサザビーズで美術鑑定士、収集家として成功を収め、その後、エジンバラ大学で考古学を専攻する。幼少の頃から先史時代に興味を持っていたチャトウィンは、見慣れないものを求めて世界中を歩いた。1978年に『パタゴニア』で作家デビューを果たし、栄誉ある数多くの賞に輝き、時代を代表する作家としての地位を築く。1989年にHIVで他界するまで5作の小説を発表した。
バイオグラフィー:『パタゴニア』(78)、『ウィダーの副王』(80)、『黒が丘の上で』(82)、『ソングライン』(87)、『ウッツ男爵』(88)。
ヴェルナー・ヘルツォーク(映画監督/1942年ドイツ生まれ)
1960年から60作以上、映画の監督、脚本、プロデューサーを務める。ヴェンダースやファスビンダーと並ぶニュー・ジャーマン・シネマの旗手。『カスパー・ハウザーの謎』(74)でカンヌ国際映画祭審査員グランプリ、『フィッツカラルド』(82)で同監督賞を受賞する。近年では精力的にNetflixやAppleなど国際配信会社とドキュメンタリー作品を手がけている。ヘルツォーク監督のドキュメンタリーが日本で劇場公開されるのは、『世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶』(12)以来10年ぶり、岩波ホールでの作品公開は『アギーレ・神の怒り』(83)以来39年ぶりとなる。
I N F O R M A T I O N
Nomad : In the Footsteps of Bruce Chatwin
ヴェルナー・ヘルツォーク
2019年/イギリス=スコットランド=フランス/85分/ドキュメンタリー/配給:サニーフィルム
S T A F F C A S T
ヴェルナー・ヘルツォーク
ヴェルナー・ヘルツォーク
ブルース・チャトウィン
エリザベス・チャトウィン
ニコラス・シェイクスピア
L I N E U P
未定です。