S C H E D U L E
『夢のアンデス』 11月13日~19日 |
10:30 ~ (12:00終) |
12:30 ~ (14:00終) |
14:30 ~ (16:00終) |
18:30 ~ (20:00終) |
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混雑状況 | - | ||||
『真珠のボタン』 11月13日~19日 |
16:30 ~ (17:58終) |
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混雑状況 | - | - | - | - |
◆当日料金 一般¥1,800/学生・シニア¥1,500/小・中・高校生¥1,200/エキプ会員・障がい者¥1,400
◆映画サービスデー 毎月1日は¥1,400均一
◆リピート割引(半券提示)¥1,500
◆最終回学割チケット 毎日の最終回 に限り大学、大学院、専門学校生の方は¥1,200
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前作『光のノスタルジア』と『真珠のボタン』を週替わりで再上映。
『光のノスタルジア』(2010年/90分)
https://www.uplink.co.jp/nostalgiabutton/aboutnostalgia.php
『真珠のボタン』(2015年/82分)
https://www.uplink.co.jp/nostalgiabutton/aboutbutton.php
※再上映『光のノスタルジア』『真珠のボタン』も当日同料金(『夢のアンデス』前売券も使用可/1作品につき1枚)。
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10月16日(土)と11月3日(祝・水)にグスマン監督の代表作『チリの闘い』を特別上映。
『チリの闘い』(1972‐79年/1部96分/2部88分/3部79分)
http://www.ivc-tokyo.co.jp/chile-tatakai/#infomation
※特別上映『チリの闘い』は当日券のみ。1部2部3部セット券は¥4,200。
I N T R O D U C T I O N
O U T L I N E
絶望をこえ、過去と未来を見据え、どう生きるべきか、私たちの「今」を問う。
世界最長の山脈、アンデス。チリの国境に沿って大きな壁のごとくそびえる不変の山々は、その足元で繰り広げられる生と死を、ただ静かに見つめ続けている。
1973年9月11日、チリ・軍事クーデター。世界で初めて選挙によって選出されたサルバドール・アジェンデの社会主義政権を、米国CIAの支援のもと、アウグスト・ピノチェトの指揮する軍部が武力で覆した。ピノチェト政権は左派をねこそぎ投獄し、3000人を超える市民が虐殺された。
監督のパトリシオ・グスマンはアジェンデ政権とその崩壊に関するドキュメンタリー『チリの闘い』撮影後、政治犯として連行されるも、釈放。フィルムを守るため、パリに亡命した。「2度と祖国で暮らすことはない」と話すグスマンにとってアンデス山脈とは、永遠に失われた輝かしいチリ=グスマンの夢の象徴である。
いまなお続く、ピノチェトの遺産―
新自由主義の実験の場となったクーデター後のチリ
クーデターがもたらしたものはそれだけではない。ピノチェトは世界で初めて、新自由主義に基づく経済の自由化を推し進めた。米経済学者のミルトン・フリードマンを中心に形成されたシカゴ学派の学者たち――いわゆる「シカゴボーイズ」が招かれ、経済政策の顧問団を形成した。新自由主義は、芸術、文化、健康、教育すべてにおいて利益を追求すべきという利益最優先の価値観を人々にもたらした。結果、チリ社会は国民の間に激しい格差を生み、主要産業である銅の採掘は今やほとんどを多国籍企業が担っている。ピノチェト政権は国の財産を売り渡したのだ。
『光のノスタルジア』『真珠のボタン』に続き、
チリの歴史的記憶、政治的トラウマ、地理の関係を探る三部作最終章。
インタビューに登場するのは、アンデスの原材料を使って作品を制作する彫刻家のビセンテ・ガハルドとフランシスコ・ガシトゥア。歴史や小説の作家であるホルヘ・バラディッドは、現代のチリの社会・経済構造におけるピノチェトのプロジェクトの継続について語り、音楽家のハビエラ・パラは、子供の頃に目撃した暴力を思い出す。1980年代以降、政治的抵抗や国家による暴力行為を記録するために活動してきた映像作家であり、アーキビストでもあるパブロ・サラスはこう語る。「記録し、どんな時代だったのか次の世代に伝えたい。二度と過ちを繰り返さないために」
I N F O R M A T I O N
The Cordillera of Dreams
パトリシオ・グスマン
2019年/チリ=フランス映画/85分/スペイン語/アップリンク配給
S T A F F C A S T
パトリシオ・グスマン
フランシスコ・ガシトゥア
ビセンテ・ガハルド
パブロ・サラス
ホルヘ・バラディット
L I N E U P
未定です。