過去の上映作品一覧

P A S T F I L M S

1995

1995 上映作品

杉の子たちの50年

1995年12月4日~12月8日、11日、12日

藤原智子監督/1995年/日本映画/日本語/100分/カラー

戦時中、闘っていたのは兵士だけではない。疎開していた子どもたちも、飢え、いじめ、死の恐怖と戦っていた。平和の尊さは、繰返し語りつぐべき問題である。

かぼちゃ大王

1995年11月25日(土)~1996年2月2日(金)

原題 Il Grande Cocomero

フランチェスカ・アルキブジ監督/1993年/イタリア=フランス映画/イタリア語/103分/カラー/ヴィスタヴィジョン/配給:アルシネテラン

小児精神科医と少女患者の交流を通して、医療のあり方や家族の意味を問いかけた、心の大切さが見直される今、日本でも若い層を中心に、多くの観客の支持を得た。

ムアンとリット

1995年9月16日(土)~1995年11月24日(金)

原題 Amdaeng Muen Kab Nai Rid

チャート・ソンスィー監督/1994年/タイ映画/タイ語/129分/カラー/ヴィスタヴィジョン/配給:大映

1800年代、“男は人間、女は水牛”が当然とされていたタイ。自らの愛を貫くことによって因襲を変えていったムアンの姿は、多くの女性たちの共感を呼んだ。

青空がぼくの家

1995年7月22日(土)~1995年9月15日(金)

原題 Langitku Rumahku

スラメット・ラハルジョ・ジャロット監督/1989年/インドネシア映画/インドネシア語/105分/カラー/スタンダード/配給:岩波ホール

貧富の差を超えて固く結ばれた2人の少年の友情を描き、ジャロット監督はインドネシアの未来を若者に託した。その思いは日本の観客に深い感銘を与えた。

私は20歳

1995年4月29日(土)~1995年7月21日(金)

原題 Zastava Iliycha

マルレン・フツィエフ監督/1962年/ソビエト映画/ロシア語/198分/モノクロ/スタンダード/配給:シネセゾン

1960年代、フルシチョフの“雪解け”時代を描きながら、皮肉にもそのフルシチョフによって公開禁止になった。これが完全復元版の世界初公開となった。

田園詩

1995年4月8日(土)~1995年4月28日(金)

原題 Pastorali

オタール・イオセリアーニ監督/1976年/グルジア映画/グルジア語/98分/モノクロ/スタンダード/配給:日本海映画

都会から来た音楽家たちと、田園に住む村人たちの生活が淡々と描写される。この作品を見ると、現代の我々の生活がいかに文明に毒されているかを痛感する。

青い山

1995年3月25日(土)~1995年4月7日(金)

原題 Cisperi mtebi anu daudzerebeli amabavi

エリダル・シェンゲラヤ監督/1984年/グルジア映画/ロシア語/95分/カラー/スタンダード/配給:日本海映画

どこの国にも見られる官僚主義の怠慢、無責任、無関心、ユーモラスに描かれたビルの崩壊はソ連崩壊を連想させた。エリダル・シャンゲラーヤ監督日本初登場。

若き作曲家の旅

1995年3月4日(土)~1995年3月24日(金)

原題 Axalgazrda kompozitoris mogzauroba

ゲオルギ・シェンゲラヤ監督/1985年/グルジア映画/グルジア語/104分/カラー/スタンダード/配給:日本海映画

第一次ロシア革命後のグルジアは帝政ロシア軍の巻返しが盛んだった。民族の自立と独立を求め、散った人々を「ピロスマニ」の名匠は静かなまなざしで悼む。

Iwanami Hall
公式Twitter