P A S T F I L M S
2012年12月15日(土)~2013年2月15日(金)
原題 Le Premier Homme
ジャンニ・アメリオ監督/2011年/フランス=イタリア=アルジェリア映画/フランス語/105分/ヴィスタヴィジョン/配給:ザジフィルムズ
2013年に生誕100年を迎えたノーベル賞作家カミュの、未完に終わった自伝的小説の映画化。故郷アルジェリア独立を求める人々への愛が深い感動を呼ぶ。
2012年10月20日(土)~2012年12月14日(金)
原題 Tatarak / 英題 Sweet rush
アンジェイ・ワイダ監督/2009年/ポーランド映画/ポーランド語/87分/カラー/シネマスコープ/配給:紀伊国屋書店、メダリオンメディア
ワイダ監督は原作の短編小説と、主演女優の実人生を重層的に描き出す。若さと老い、生と死を見つめる文芸作は監督の社会派以外の抒情的一面を見せる。
2012年9月15日(土)~2012年10月19日(金)
英題 Iranian Cookbook
モハマド・シルワーニ監督/2010年/イラン映画/ペルシャ語/72分/カラー/ヴィスタヴィジョン/配給:アニープラネット/ドキュメンタリー
三世代にわたる妻たちのキッチンを取材することで浮かび上がる現代のイラン社会。女性たちのおしゃべりから国境を越えた家族の共通点も見えてくる。
2012年7月21日(土)~2012年9月14日(金)
原題 Le cose che restano
ジャンルカ・マリア・タヴァレッリ監督/2010年/イタリア=フランス映画/イタリア語/399分/カラー/ヴィスタヴィジョン/配給:チャイルド・フィルム、ツイン
ローマに住む一家の苦悩と再生を通じて描かれる血縁を超えて構築される人間関係。6時間40分の超大作を見て観客は自分も家族の一員のように感じる。
2012年6月9日(土)~2012年9月14日(金)
原題 Les Neiges du Kilimandjaro
ロベール・ゲディギャン監督/2011年/フランス映画/フランス語/107分/カラー/ヴィスタヴィジョン/配給:クレストインターナショナル
信念をもって自らをもリストラの対象とした労働組合委員長とその妻を通し、公正とは、支えあいとは何かをヒューマンな視点で描き温かな共感を得た。
2012年4月14日(土)~2012年6月8日(金)
原題 Oranges and Sunshine
ジム・ローチ監督/2010年/イギリス=オーストラリア映画/英語/106分/カラー/シネマスコープ/配給:ムヴィオラ
1970年代まで秘かに続けられたイギリスの児童移民を女性ソーシャルワーカーが告発しイギリス・オーストラリア両政府の謝罪につながる。この作品は多くの観客の支持を受けた。
2012年3月5日(月)~16日(金)
英題 The World from Dawn till dusk
(世界5都市で映画を学ぶ学生の作品)
東京篇(40分)、ミンスク篇(39分)、北京篇(41分)、モスクワ篇(51分)、キエフ篇(44分)
特別上映
2012年2月18日(土)~2012年4月13日(金)
原題 Chantrapas
オタール・イオセリアーニ監督/2010年/フランス=グルジア映画/フランス語、グルジア語、ロシア語/126分/カラー/ヴィスタヴィジョン/配給:ビターズ・エンド
映画製作の自由を求めてグルジアからフランスへ渡ったニコを待っていたのは商業主義という新たな壁だった。創作の困難に立ち向かう芸術家を飄々と描く。