過去の上映作品一覧

P A S T F I L M S

2018

2018 上映作品

葡萄畑に帰ろう

2018年12月15日(土)~2018年2月8日(金)

原題 The Chair

エルダル・シェンゲラヤ監督/2017年/ジョージア映画/99分/ジョージア語/カラー/配給:クレストインターナショナル、ムヴィオラ

ガンジスに還る

2018年10月27日(土)~2018年12月14日(金)

原題 Hotel Salvation

シュバシシュ・ブティアニ監督/2016年/インド映画/99分/ヒンディー語/カラー/配給:ビターズエンド

聖地バラナシに、死期を悟った老人が、仕事人間の息子と共に向かう。死に向き合う老人と家族の心情をこまやかかつユーモアを持って描き多くの共感を呼んだ。

岩波ホール創立50周年記念作品 ジョージア(グルジア)映画祭 

2018年10月13日(土)~10月26日(金)

ジョージアの無声期から現代までの注目作を短編長編併せて19作品一挙上映。ジョージア映画の豊かさや魅力に開眼したリピーターも続出し、大盛況となった。

 

10月13日(土)~10月16日(火)

少年スサ

原題 Susa

ルスダン・ピルヴェリ監督/2010年/ジョージア語/76分/カラー

貧しい家族を支えるためにウオッカの密売を手伝う少年の日々を描く。過酷な社会状況のなかで彼の母や父への純粋な思いが、澄み切った美しい瞳をとおして痛烈に伝わってくる。閉塞した社会や理不尽な大人たちへの少年の無言の怒りが胸を打つ作品。

 

ダンサー

原題 Motsekvave

サロメヤ・バウエル監督/2014年/ジョージア語、ロシア語/35分/カラー

 

微笑んで

原題 Gaifhmet

ルスダン・チコニア監督/2012年/ジョージア語/92分/カラー

テレビショー〈ジョージアの母〉コンテストで、さまざまな境遇におかれた母親たちが、優勝賞金を得るために競い合う日々を描き、男性社会の俗悪さ、現代社会の空虚さが浮き彫りにされる。それぞれの女性が困難な人生を懸命に生きる姿が胸を打つ。

 

他人の家

原題 Shemtkhveviti paemnebi

ルスダン・グルルジゼ監督/2016年/ジョージア語/103分/カラー

アブハジア紛争の休戦後、戦争で家を失った家族が、山村の捨てられた家をあてがわれた。家には急いで避難した元の住人の痕跡が残っている。家族と隣に住む謎の女性たちとの交流をとおして、紛争が人々にもたらした禍根を幻想的な映像で描く作品。

 

デデの愛

原題 Dede

マリアム・ハチヴァニ監督/2016年/スヴァン語、ジョージア語/97分/カラー

1992年、コーカサスの峻険な山々に囲まれた村で、デデの挙式が行われようとしていた。しかし彼女は夫となる男の親友と愛しあっていた。村の定めた結婚に抗い、彼女は愛を貫くことを決心する。雄大な自然のなか、因習と闘う女性を描く感動の物語。

 

10月17日(水)~10月20日(土)

私のお祖母さん

原題 Chemi Bebia

コンスタンティネ・ミカベリゼ監督/1929年/サイレント/61分/白黒

無声映画時代の伝説的作品。一人の役人が失職し、再就職しようとする顛末をとおして官僚主義を痛烈に批判する。アニメーションを斬新に使い、ソ連体制下、アヴァンギャルドでアナーキーな力に満ちた内容のため、ジョージアで初めて公開禁止になった作品。

 

スヴァネティの塩

原題 Jim Shavante

ミヘイル・カラトジシュヴィリ監督/1930年/サイレント/44分/白黒

無声映画時代を代表するドキュメンタリー。コーカサスのスヴァネティ地方、過酷な自然環境のなかで生きる人々の姿が四季を通じて映し出される。岩山での重労働、争い、貧富の差、出産等が描かれ、ブニュエルの「糧なき土地」に先んじる名作と評価される。

 

ケトとコテ

原題 Keto da Kote

ヴァフタング・タブリアシュヴィリ監督、シャルヴァ・ゲデヴァニシュヴィリ監督/1948年/ジョージア語/90分/白黒

終戦直後に作られたジョージア初の絢爛豪華なミュージカル映画の傑作。1860年代、ロシア帝政下のチフリスを舞台に、純真なケトと歌が好きなコテが、困難を乗り越えて結婚を成就させるまでを描く。明るく大らか、当時の風物満載で今も人々に愛される作品。

 

大いなる緑の谷

原題 Didi mtsvane veli

メラブ・ココチャシュヴィリ監督/1967年/ジョージア語/87分/カラー

広大な草原を舞台に、伝統を重んじて生きる牛飼いが、近代化の時代の波に歩み寄ることができず、家族とともに苦悩する姿を描く。映像など全てが高く評価され、特に農夫役ダヴィト・アバシゼの全身で時代に体当たりするような演技が印象的な不朽の名作。

 

少女デドゥナ

原題 Deduna

ダヴィト・ジャネリゼ監督/1985年/ジョージア語/87分/カラー

デドゥナとは「母の愛する娘」の意味。母を亡くし、山間の村で父と暮らす少女の質朴な日々の生活を静謐な映像のなかに映し出す。世界でプリントがドイツに1本あるだけの伝説的な作品。ジャネリゼ監督提供の劣化した作品素材をDCP化して特別上映。

 

メイダン 世界のへそ

原題 Meidani-Samkaros chipi

ダヴィト・ジャネリゼ監督/2004年/ジョージア語、アルメニア語、ほか/52分/カラー

今日の再開発で失われたトビリシ中心にあった多民族のコミュニティーを描く。

 

10月23日(火)~10月25日(木)

ヒブラ村

原題 Khibula

ギオルギ・オヴァシュヴィリ監督/2017年/ジョージア語、ロシア語/99分/カラー

1991年、圧倒的な支持で初代大統領となったガムサフルディアは、反対派との内戦後、チェチェンに亡命、1993年に蜂起して失敗する。彼の雪深い山中の逃避行をとおして、この国を揺るがした事件を人々に再び喚起し、権力者と民衆の関係を静謐な映像で描く。

 

告白

原題 Aghsareba

ザザ・ウルシャゼ監督/2017年/ジョージア語/89分/カラー

カヘティ地方の田舎の教会に赴任した司祭が、村人たちの意識を高めようとチャップリンやマリリン・モンローの映画上映会を企画する。ある日、村でモンローにそっくりの女性と出会ったことから思いがけない騒動に巻き込まれてゆく。ほろ苦いコメディー。

 

陽の当たる町

原題 Mzis kalaki

ラティ・オネリ監督/2017年/ジョージア語/103分/カラー

西ジョージアのチアトゥラ。ソ連時代は鉱山で大いに栄え、後にアメリカの億万長者が理想の町を作ろうと大改造を試みたが、現在はゴーストタウンのようになっている。寂れた町に居残る音楽教師、劇団員たちの生活や夢を描いた傑作ドキュメンタリー。

 

ブラインド・デート

原題 Shemtkhveviti paemnebi

レヴァン・コグアシュヴィリ監督/2013年/ジョージア語/98分/カラー

40歳の独身教師の男が主人公。彼は両親から結婚をせかされている。ある日、彼は生徒の母親に好意をもつが、彼女には服役中の夫がいた。その夫は出所するとさっそく詐欺を働き、主人公も騒動に巻き込まれてゆく。現代ジョージアのヒューマンコメディ。

 

10月21日(日)、22日(月)、26日(金)

あぶない母さん

原題 Sashishi Deda

アナ・ウルシャゼ監督/2017年/ジョージア語/105分/カラー

ごく普通の家庭の主婦マナナは表現することへの情熱を抑えられず、家族に内緒で小説を書いていた。家族が知って戸惑うなか、母は身も心も小説に捧げてゆく。そしてしだいに明かされてゆく彼女の過去。弱冠27歳の第1作で世界の注目を集めた話題作。

 

10月21日(日)、22日(月)

《ピロスマニ没後 100 年追悼上映》 放浪の画家 ピロスマニ

原題 Pirosmani

ギオルギ・シェンゲラヤ監督/1969年/ジョージア語、ロシア語/87分/カラー

ジョージアの独学の天才画家ニコ・ピロスマニ(1862~1918)は、トビリシで日々のパンや酒と引き換えに、店に飾る絵や看板を描き続け、孤独のうちに亡くなった。彼の後半生を崇敬の思いをこめて描き、ジョージア人の民族の心を映像化した作品。

 

偶数日の11:00の回のみ

映像

原題 Anarekli

ギオルギ・ムレヴリイシュヴィリ監督/2010年/ジョージア語/11分/カラー

 

奇数日の11:00の回のみ

西暦2015年

原題 A.D.2015

ハトゥナ・フンダゼ監督/2015年/ジョージア語/10分/カラー

極北のナヌーク 特別上映

2018年9月15日(土)~2018年10月12日(金)

原題 NANOOK OF THE NORTH

ロバート・フラハティ監督/1922/アメリカ映画/78分/スタンダード/モノクロ/サイレント/BD/配給:グループ現代

白銀の雪と氷に閉じ込められたカナダ北部の極地に住む、主人公ナヌークを長とするイヌイット(エスキモー)族一家が厳しい大自然の中で、たくましく生きてゆくさまを映しとった記録映像の原点。

モアナ 南海の歓喜

2018年9月15日(土)~2018年10月12日(金)

原題 MOANA with Sound

ロバート・フラハティ監督、フランシス・フラハティ監督、モニカ・フラハティ監督/1926年、1980年(サウンド版)、2014年(デジタル復元版)/アメリカ映画/98分/スタンダード/サモワ語/モノクロ/モノラル/配給:グループ現代

協賛:福岡アジア文化センター/後援:日本オセアニア学会/宣伝:スリーピン

ドキュメンタリー映画の始祖ロバート・フラハティがカメラに収めた南の島の暮らし。無声だった作品に1980年、娘のモニカ・フラハティ監督が現地の人々による本物の音や会話、民謡を録音し付け加えた。更に2014年に施された最新のデジタル技術により生まれ変わった。

懺悔

2018年8月4日(土)~9月4日(金)

原題 Monanieba

テンギズ・アブラゼ監督/1984年/ジョージア映画/ジョージア語/153分/カラー/スタンダード/DCP/字幕 松澤一直/監修 児島康宏

架空の地方都市で、元市長の墓が何者かに暴かれ、犯人の女性が捕らえられる。彼女の証言によって、元市長の独裁により、多くの市民が粛清されたことが明らかになってゆく。スターリン時代を描いたといわれ、ソ連邦のペレストロイカの象徴となった。

 

希望の樹

2018年8月4日(土)~9月4日(金)

原題 Natvris khe

テンギズ・アブラゼ監督/1976年/ジョージア映画/ジョージア語/107分/カラー/スタンダード/DCP/字幕 児島康宏

20世紀初頭、革命前のジョージア東部カヘティ地方の美しい農村。時代の大きな変化を予感して村人たちはそれぞれに動揺していた。そのなか美しい娘と青年の純愛は古い掟と因習のために打ち砕かれてゆく。20世紀を代表するG・レオニゼの短編集が原作。

祈り

2018年8月4日(土)~9月4日(金)

原題 Vedreba

テンギズ・アブラゼ監督/1967年/ジョージア映画/ジョージア語/78分/モノクロ/シネマスコープ/DCP/字幕 児島康宏(原作:冨山房インターナショナル6月刊)

日本初公開。19世紀ジョージアの国民的作家V・プシャヴェラの叙事詩をもとに、モノクロームの荘厳な映像で描いた作品。ジョージア北東部の山岳地帯に住むキリスト教徒とイスラム教徒の因縁の対立を描き、敵味方を超えた人間の尊厳と寛容を謳う。

ゲッベルスと私

2018年6月16日(土)~8月3日(金)

原題 A German Life

クリスティアン・クレーネス監督、フロリアン・ヴァイゲンザマー監督、オーラフ・S・ミュラー監督、ローラント・シュロットホーファー監督/2016年/オーストリア映画/ドイツ語/113分/モノクロ/配給:サニーフィルム

ゲッベルスの秘書を務めた103歳のポムゼル氏の独白。全体主義の恐怖を伝える彼女の発言は、現代社会に生きる私たちの警鐘ともなり、若い層にも広がった。

マルクス・エンゲルス

2018年4月28日(土)~6月15日(金)

原題 The Young Karl Marx

ラウル・ペック監督/2017年/フランス・ドイツ・ベルギー映画/フランス語・ドイツ語・英語/118分/スコープサイズ/カラー/配給:ハーク

歴史を動かした二人の出会いから、「共産党宣言」が誕生するまでの彼らの活躍を描き、往年のマルクスファンから若年層までが押し寄せ大ヒットとなった。

馬を放つ

2018年3月17日(土)~4月27日(金)

原題 Centaur

アクタン・アリム・クバト監督/2017年/キルギス・フランス・ドイツ・オランダ・日本映画/89分/カラー/シネスコ/DCP/5.1ch/配給:ビターズ・エンド

近代化が押し寄せるキルギスで、伝統文化を重んじる主人公が大切なものは何かを問いかける。監督の考えを反映させた主人公を、監督自ら見事に演じた。

花咲くころ

2018年2月3日(土)~3月16日(金)

原題 In Bloom

ナナ・エクフティミシュヴィリ監督・ジモン・グロス監督/2013年/ジョージア(グルジア)=ドイツ=フランス映画/ジョージア語/102分/シネスコ/配給:パンドラ/後援:在日ジョージア大使館

1992年、まだきな臭さの残るトビリシで、逞しく生きる少女たちの強さと煌めきを、30代女性監督が自身の経験をもとに描くグルジア映画新世代の注目作。

Iwanami Hall
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