世界的名匠のソ連時代に上映禁止にされた名作の数々を上映。イオセリアーニ監督は1979年にフランスに渡るが、今日もジョージア映画の中心的存在である。彼の哲学的思索と詩的感性、独特のリズムで描かれる映像世界を紹介。
「落葉」
- 2月4日(金)10:30、15:30
- 2月15日(火)13:00
- 2月23日(水・祝)18:30

ワイン工場に就職した青年が、品質よりも増産に走る工場に疑問を抱き、行動に起こす姿をユーモアとペーソスを交えて描く。監督は「人は大地に触れ、深い愛情を持って、喜びをもって生きるべき」と語る。ジョージア人の矜持を映像化した長編第1作。
「歌うつぐみがおりました」
- 2月4日(金)18:30
- 2月15日(火)10:30、15:30
- 2月23日(水・祝)13:00

オーケストラの一員である青年は時間を惜しむように、演奏中も抜け出してはアヴァンチュール等、生きる歓びに熱中する。監督の人生哲学「よく生きることがなによりも大切」を想起させ、限られた生命で一所懸命に歌い続ける姿を描き、人生の意味を問う。
「イオセリアーニ監督短篇特集」
- 2月4日(金)13:00
- 2月15日(火)18:30
- 2月23日(水・祝)10:30、15:30

「四月」(1962/白黒/48分)、ドキュメンタリー「鋳鉄」(1964/白黒/17分)と「ジョージアの古い歌」(1968/白黒/20分)、伝説の3作品を一挙上映。これらの作品は60年以降のジョージア映画に刺激を与えた。
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