「モアナ 南海の歓喜」初日支配人挨拶
2018年09月20日(木)

「モアナ 南海の歓喜」初日支配人挨拶

支配人挨拶

本日は、「モアナ 南海の歓喜」の初日にお越しくださいまして、本当にありがとうございます。岩波ホールの岩波律子でございます。

これは1926年に発表された作品で、サモアの生活を描いております。この映画をもってドキュメンタリーという言葉が始まったという歴史的な作品でございます。映画の中では伝統的な風習や儀礼が撮影されています。この50年後に、フラハティの娘モニカが、かつて聞いた音や会話などのサウンドを加えて、1980年にサウンド版が完成しました。そして、さらに2014年には最新のデジタル技術でこの作品が生まれ変わりました。それが、本日ご覧いただく作品でございます。

フラハティは、カメラを回す前に、1年近くその土地に住み込んで、人々と生活を共にし、何度もプリントを見て土地の人とも相談し、どう撮るかを模索した方です。

「モアナ」は実在の人物をそのまま記録したものではなく、キャスティングをして、現地の人々を使って、劇にして、昔ながらのサモアの姿を再現した形になっております。現在では、最新の技術で、簡単にきれいな映像が撮れるようになっていますが、この昔の映像を見ておりますと、今と全然違ってまなざしの深さとあたたかさが印象的です。きっと皆さまも新鮮な感じを憶えることがあると思います。

フラハティ自身はこんなことを仰っていたそうです。「自分の作品を見て、そこから深い魂の目覚めを憶え、より深い愛を掴んでほしい。それこそが本当の芸術であると確信しています。」

この歴史的作品を、私どもの創立50周年記念に紹介する機会を提供してくださったグループ現代の皆さまに心より御礼申し上げます。

 

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