「わたしはダフネ」支配人あいさつ
2021年07月03日(土)

「わたしはダフネ」支配人あいさつ

ニュース

本日は雨の中、またコロナの蔓延防止法や、オリンピックの直前という中、「わたしはダフネ」の初日にお越し下さり、ありがとうございます。岩波ホールの岩波律子でございます。

この作品は、ダフネというダウン症の明るくチャーミングな女性が主人公です。監督はフェデリコ・ボンディさんで、これが2作目になります。最近はなかなかキャンペーンに来日していただけませんが、先日、オンラインのインタビューに参加されたボンディさんは、すてきな、詩人のような方でした。ダフネ役は、監督がSNS上で見つけたカロリーナ・ラスパンティさん。彼女は映画に関わる前に、自伝も2冊出しています。

映画を作るきっかけは、ボンディ監督が数年前にバス停で、年取った父親とダウン症の娘が手をつないでいたのを見たことでした。撮影は、カロリーナさんが映画に合わせるということはせず、映画の方がカロリーナさんに合わせるようにして、脚本は見せていないそうです。

監督は、異なる人と対峙した時に感じる、偏見や恐れから抜け出そう、という気持ちで映画を作りました。そのため、楽観的な志をもって、困難を乗り越えてゆこう、という物語になっています。

この困難な時期に、ダフネとの出会いによって、皆さまに勇気が与えられますよう願っております。

このように、出会いによって映画ができ、この作品に出会った配給会社ザジフィルムズの方から、映画を見せていただくという私どもの出会いがあり、そして今日は皆さまと作品との出会いの日となりました。もし映画がお気に召しましたら、更なる出会いのために、ご友人や家族の方にお勧め頂ければ幸いです。

この素晴らしい作品をご提供くださいました、ザジフィルムズの皆さまに心よりお礼を申し上げます。本日は有難うございました。

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